〜運を止めているのは、実は「防御」だった〜
「なんで私ばっかり…」と思うとき
「なんでうまくいかないんだろう」
「どうして私だけ、タイミングが悪いの?」
そう思うとき、私たちは無意識のうちに
心のシャッターを下ろしています。
それは決して“悪いこと”ではありません。
ただ、心を守るための自然な防御反応なんです。
でも——
その防御が長く続くと
運の流れまで止めてしまうことがあるのです。
運は「開いた心」に流れ込む
運とは、風や水のような“流れ”のエネルギー。
だからこそ、閉じている場所には流れにくく
開かれた場所には自然と集まってきます。
つまり、「運が悪い」と感じるときほど
心のどこかが閉じてしまっているのです。
それは無意識のうちに起こる
“心の守りの癖”ともいえます。
“閉じた心”のサイン①
「人に期待しないようにしている」
「どうせ裏切られる」
「頼ってもムダ」
こう思うようになると
人との関係が浅くなり、縁の波が弱まってしまいます。
信頼を手放すことは、同時に「運の通り道」を狭めること。
人を信じる力が弱まると
宇宙(=大きな流れ)を信じる力も弱くなってしまうんです。
信頼は“運のパイプ”です。
細くなるほど、流れは滞ります。
“閉じた心”のサイン②
「自分を責めてばかりいる」
「私のせいだ」
「もっと頑張らなきゃ」
真面目で優しい人ほど、自分を責めがち。
でも、自己否定の波はエネルギーを縮こまらせ
外の世界とのつながりを切ってしまいます。
自己責任は大切だけど、
自己攻撃は運を止める最大のブレーキ。
心を開く第一歩は
「もう責めなくていいよ」と自分に言ってあげることです。
“閉じた心”のサイン③
「どうせ変わらない」と諦めている
「努力してもムダ」
「何をやっても同じ」
諦めの波は、“未来を閉じる”波。
これは潜在意識の中で「変化を拒否するプログラム」として働きます。
現実は、信じた方向にしか動きません。
だからこそ、ほんの少しでも「変わるかもしれない」と思えた瞬間
エネルギーの流れが再び動き出します。
希望は、運のエンジンです。
“閉じた心”のサイン④
「人の成功を見るとモヤッとする」
SNSで誰かの幸せそうな投稿を見るたびに
焦りや劣等感を感じてしまうこと、ありませんか?
それも立派な“心の疲れ”のサインです。
嫉妬や焦りは、悪い感情ではありません。
ただ、自分の中に「本当は私もそうなりたい」という
抑え込んだ願いがあるということ。
だからこそ
「私はそうなりたいんだね」と認めるだけで
そのエネルギーがポジティブに変わっていきます。
“閉じた心”のサイン⑤
「頑張りすぎて、受け取るのが苦手」
「迷惑をかけたくない」
「人に頼るのが申し訳ない」
そんな人ほど、受け取ることを遠慮してしまいます。
でも、宇宙の循環の法則では
“受け取ること”も立派なギブ。
与えるばかりで受け取らないと
エネルギーのバランスが崩れて運が滞ります。
「ありがとう」と素直に受け取ることが
心を再び開くスイッチです。
心を開くと、運は自然に流れ出す
運を良くしようとするよりも
“心をやわらかくする”こと。
それだけで
閉じていた波がほどけていきます。
笑顔・感謝・会話・自然との触れ合い——
それらすべてが
情報空間と物理空間を再びつなぐ“開放の行動”。
心が少しでも緩んだ瞬間
エネルギーはもう動き出しています。
今日の意識ポイント
- 「運が悪い」は“心を守っている”サイン
- 信頼・希望・感謝は運の通り道を開く
- 受け取ることは、宇宙との交流
- 自分を責める代わりに、心をやわらかく
まとめ
“運が悪い”と感じるとき
あなたはただ少し、心を閉じていただけ。
誰かに傷つけられたわけでもなく
あなたが悪いわけでもない。
でもその扉を
ほんの少し開くだけでいいんです。
人と笑い合う。
誰かに「ありがとう」を言う。
自分を労わる。
その小さな行動が
止まっていた運を静かに動かしはじめます。
運の良し悪しは、努力ではなく“心の柔らかさ”。
今日、あなたが心をひとつ開くだけで
未来はもう、やさしく動き出していますよ。

