突然の不安やザワつきは、「危険だ!」と誤作動した心身の緊急ベル。
ここでは、3分で“安全に戻る”ための手順を配布します。
道具は不要、どこでも実施OK。
※強い不安や生活に支障がある場合は、医療・専門機関に相談してください。
全体像(60秒×3ブロック)
- 呼吸:吐くを主役にして自律神経を落ち着ける(60秒)
- 身体:筋肉・視線・接地感で「今ここ」に戻す(60秒)
- 言葉:思考の暴走を止め、一手に変換(60秒)
合言葉:息 → 体 → 言葉 → 一手
① 呼吸(60秒)——吐くを主役に
姿勢:座る/立つどちらでもOK。背中を軽く伸ばし、肩を落とす。
手順(目安:×5回)
- 鼻から4秒吸う(お腹がふわっと広がる)
- 口から6秒細く吐く(ロウソクを“揺らすだけ”の弱さで)
- 吐きながら、肩・顎・眉間をストンと緩める
- 心の中で:「いま安全。戻れる。」
コツ
- 苦しければ3-5でもOK。吸う<吐くの比率を守るだけで十分。
- 目は半眼 or やさしく閉じる。視界の刺激を減らすと落ち着きやすい。
② 身体(60秒)——“今ここ”を取り戻す
A. 接地(20秒)
- 足裏に意識。かかと→土踏まず→つま先の圧を順に感じる。
- イスなら坐骨(お尻の骨)に体重がのる感覚を1つ選んで観察。
B. 脱力(20秒)
- 顎ゆるめ(噛みしめを手放す)→舌先を上あごへそっと添える。
- 肩を上げてストンと落とす×1回。手のひらを開く→ゆるむを確認。
C. 視野ひろげ(20秒)
- 視線を水平にして、正面の1点→周辺の広がりへ。
- 「天井/壁/床/音」のうち、3個を静かに認識(見る・聞く)。
ねらい:体→脳へ「危険なし」の信号を返す。思考の渦から感覚へ。
③ 言葉(60秒)——反芻を止めて“一手”へ
- ラベル貼り(10秒)
「これは不安の反芻。事実は少ない。」 - “ところで?”(20秒)
- ところで、今日の目的は?(安心/前進/誠実)- ところで、いま30秒でできる一手は?
- 言い換え(20秒)(ネガ→中立→望む)
- 例)「無理だ」→「やりにくい」→「要点3行を書いて送れる」
- 体感語を1語足す:ほっとする/静かにうれしい/クリア - 宣言(10秒)
「いま、要点3行を書いて送る。」/「通知を30分OFFにする。」
目立たない“公共モード”版(各30秒×3)
- 呼吸:鼻4・口6を1回、以降は鼻呼吸で静かに。
- 身体:足指をぎゅ→ゆる、手のひらを開く→閉じる。視線は水平。
- 言葉(心の中で):
- 「安全。戻れる。」
- 「ところで、30秒の一手は?」→「通知OFF/見出しを3つ」
夜の不安に(1分追加オプション)
- 紙1行吐き出し:モヤを1行だけ書く→丸で囲む→裏に一手を書く。
- 光・音:画面輝度を最低、BGMは自然音か無音。
- 身体:目の周りを手のひらで温める(10秒)→呼吸4-6を1回。
失敗→微修正の例
- ×「深呼吸を頑張るほど苦しい」
◯ 吸うを減らし、吐くを長めに・細く。3-5でもOK/口笛のように。 - ×「何分もやらないと効かない」
◯ 60秒で区切る→身体→言葉の順番を守るだけで十分。 - ×「落ち着かない自分を責める」
◯ これは誤作動のベル。ベルが鳴ったら手順で止めるだけ。
ミニFAQ
Q. すぐにまた不安が戻ります。
A. 正常です。戻る速度が上がればOK。1日に何度でも使いましょう。
Q. 人前でやりづらい…
A. 「公共モード」を。鼻呼吸・足指ぎゅ→ゆる・心の中の言葉だけでも効きます。
Q. 眠れません。
A. 「夜の不安」オプションを。画面OFF→紙1行→一手→呼吸4-6×1回でOK。
今日の一手(Action)
- このページの3分手順をスマホに保存(メモ/スクショ)。
- いま呼吸4-6を1回→足裏の圧→「ところで?」
- 30秒の一手(要点3行/通知OFF/5分だけ着手)を実行。

