「これまでがこうだったから、きっとこれからも同じだろう」
私たちは、気づかないうちに
そんなふうに未来を決めてしまいがちです。
過去に失敗したから。
今もうまくいっていないから。
何度も同じところで止まってきたから。
だから未来も、
少しマシになる程度か、
もしくは変わらないまま──
そう思ってしまう。
でも、ここで一つ、とても大切なことをお伝えします。
未来は、過去の延長線上にはありません。
■過去を材料にして、未来を決めていない?
「どうせ私なんて」
「また同じ結果になる」
「期待しないほうが楽」
こうした言葉は、自分を守るための優しさでもあります。
でも同時に、未来を“過去仕様”のまま
固定してしまう言葉でもあります。
脳はとても忠実です。
過去のデータを集めて、「これが現実だ」と判断します。
けれど──
未来は、まだ一度も起きていません。
起きていないものを、過去のデータだけで
予測する必要はないのです。
■人生が変わる瞬間は、予測できない形で来る
人生が大きく動いた人の話を聞くと、
ある共通点があります。
それは、
事前に「こうなる」と思っていなかった
ということ。
・たまたま行った場所
・なんとなく引き受けた話
・気が進まなかったけど動いた一歩
そうした出来事が、後から振り返ると
人生の分岐点だったと気づく。
つまり、未来は「想定外」の形でやってきます。
過去の延長線上にないからこそ、
予想できないし、あっさりしている。
■「すごいこと」は、静かに起きる
多くの人が、「すごいこと」を特別視します。
大きなチャンス。
劇的な出来事。
人生が一変する瞬間。
でも実際は、すごいことほど静かです。
・突然、気持ちが変わる
・執着がふっと抜ける
・「もういいや」と思える
・無理をしなくなる
こうした内側の変化が先に起きて、現実はあとから追いついてきます。
外から見ると地味でも、内側では大きな転換が起きている。
それが、あっさり起きる「すごいこと」の正体です。
■過去と未来を切り離すコツ
未来を過去の続きにしないために、
必要なことは難しくありません。
それは、
「過去を根拠にしない」
という選択です。
たとえば、何かがうまくいかなかったとき。
×「やっぱり私には無理」
○「今回はこうだった。それだけ」
過去を
「証明」に使うのではなく、
「経験」としてそっと置く。
それだけで、未来の選択肢は一気に広がります。
■今がどんな状態でも、未来は別ルートを選べる
今、
停滞していても。
迷っていても。
自信がなくても。
それと未来は、イコールではありません。
未来は、
今の延長線上に“伸びている”のではなく、
今この瞬間の選択から分岐していくものです。
・今日は少し早く休む
・無理な約束を断る
・小さな違和感を大切にする
そんな小さな選択が、過去とは違う未来につながっていきます。
■すごいことが起きる前は、力が抜ける
面白いことに、
未来が切り替わる直前ほど、人はこんな感覚になります。
「もうどうでもいい」
「なるようになる」
「前ほど執着していない」
これは諦めではありません。
コントロールを手放した合図です。
この状態になると、過去のパターンから自由になり、
未来は一気に動き出します。
しかも、驚くほどあっさりと。
■最後に
未来は、過去の努力の“ご褒美”として
用意されているわけではありません。
未来は、
「今、どんな前提で生きるか」によって静かに形を変えていきます。
過去がどうだったかより、今、何を信じるか。
すごいことは、苦しみの先ではなく、
力が抜けたところで起きます。
拍子抜けするほど、あっさりと。
もし今、
「何も起きていない」と感じているなら、
それは準備が終わりかけているサインかもしれません。
未来は、
もう別のルートであなたを待っています。
静かに。
でも、確実に。

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