昼は平気でも、夜になると「今日のあれ…」が頭の中で大きくなる。
その正体は**“価値を裏切った感覚”+“未完了の行動”のセットです。
叱るより、回路を整えるのが近道。ここでは、寝る前10分でできる呼吸/身体/言葉**のセルフケアを配布します。
※強い苦痛や長引く不調は医療・専門機関へご相談ください。
全体設計(10分で回る4ステップ)
- 呼吸(2分):神経を落ち着かせる
- 身体(3分):今ここに戻す
- 言葉(3分):罪悪感を“事実と意図”に分解→明日の一手に変換
- 睡眠前メモ(2分):リペア計画を1行で置いて、今夜は手放す
合言葉:息 → 体 → 言葉 → 一手(叱らない・裁かない)
① 呼吸(2分)——吐くを主役に、やさしく鎮める
- 姿勢を楽に、鼻4秒吸う → 口6秒吐くを10回。
- 吐くときに肩・顎・眉間をストンと緩める。
- 手を胸またはみぞおちへ。「いま安全。戻れる。」と心でつぶやく。
苦しければ3-5でもOK。「吸う<吐く」の比率だけ守れば効きます。
② 身体(3分)——“今ここ”を取り戻す
- 接地30秒:足裏(かかと→土踏まず→つま先)に意識。イスなら坐骨の圧。
- 肩・首30秒:肩を上げて→ストン。首を左右にゆっくり倒す。
- 手のひら30秒:ぎゅ→ゆるを2回。温度・重さ・触れている感覚を観察。
- 目の休息30秒:手のひらで目元を覆い、暗さを感じる。
- 視野ひろげ60秒:正面の一点→周辺の広がりへ。部屋の音/光/床を3つ認識。
ねらい:体から脳へ**「危険なし」**の信号を返し、思考の暴走を止める。
③ 言葉(3分)——罪悪感を“整える言語”に変える
1) ラベル貼り(20秒)
「これは罪悪感の反芻。事実と意図を分けて整える。」
2) 三行リセット(60秒)
- 事実:起こったことを1文で(評価なし)
- 意図:自分は本来何を大切にしたかった?
- 学び:次は何を増やす/減らす?
例
- 事実:返信が遅れて先方を待たせた。
- 意図:正確さを優先したかった。
- 学び:要点3行→送信→追補の型にする。
3) 自己赦しミニ宣言(30秒)
「私は目的に忠実、手段に自由。
今日の私を処罰ではなく修正で扱う。」
4) ネガ→中立→望む(60秒)
- 「私はダメだ」
→ 中立「うまくいかない場面があった」
→ 望む「要点3行で誠実に返せている私に戻る」
体感語を1語添えると着地:ほっとする/静かにうれしい/クリア
④ 睡眠前メモ(2分)——“リペア一手”を置いて手放す
- 明日の一手を1行:例「9:30、要点3行で謝意と修正案を送る」
- もし相手がいるならリペア台本(短く・誠実に)
リペア台本(コピペOK)
件名:昨日の件のご連絡(短く完結)
本文:
① 事実(私の遅れによりお待たせしました)
② 責任(配慮が足りませんでした)
③ 具体の修正(要点3点/新スケジュール)
④ 相手の都合確認(ご都合に合わせ調整します)
書けたら今夜は終了。寝床へ。夜のあなたは“整える人”、裁く人ではありません。
60秒の応急処置(ベッドの中でも可)
- 呼吸:鼻4→口6 ×3
- 身体:足指ぎゅ→ゆる/手のひら温め10秒
- 言葉:
- 「いま安全。戻れる。」
- 「ところで、明日の一手は?」(1行メモ)
- 「私は修正で前に進む人」
罪悪感の“方程式”を言い換える
罪悪感 = 価値を裏切った感覚 + 未完了
だから処方は、価値を言語化+一手で完了。
叱責ではなく手順に戻します。
自己否定を和らげるフレーズ集(選んで読むだけ)
- 「私は状況の中で最善を選ぼうとしていた。」
- 「事実→修正でいい。私を罰しない。」
- 「完璧<提出→修正。私は修正で強くなる。」
- 「今日の証拠を1つ残した。私の物語は進んでいる。」
- 「私は誠実さを守りながら、やさしく進める。」
よくある失敗 → 微修正
- × 反省を長時間やる(=反芻の温床)
◯ 三行リセットで3分に制限 → あとは睡眠を優先 - × 全部今夜に解決しようとする
◯ 明日の一手を1行置いて手放す - × 自分を責めて“やる気”を出そうとする
◯ 小さな完了で自己効力感を回復(送信/予約/片づけ1箇所)
14日ナイトプラン(回路づくり)
- Day1-3:呼吸4-6→三行リセット→一手1行。毎晩3分でOK。
- Day4-6:リペア台本を1つ仕上げて送る/予約設定。
- Day7-9:自分の価値語を3つ決める(例:誠実/準備/敬意)。
- Day10-12:寝る前の画面OFF30分+目の手のひら温め。
- Day13-14:今日の証拠を1行(提出/謝意/整頓/散歩)。
Mini FAQ
Q. 罪悪感が消えません。
A. 消すのではなく扱い方を変えます。三行リセット+一手で“完了”の回路を作ると、強度が下がります。
Q. 謝っても許されないときは?
A. 相手の課題。あなたは誠実な修正を続けつつ、境界線を整える(返信頻度/窓口/時間帯)。
Q. 同じことを繰り返す…
A. 仕組み化が必要。要点3行テンプレ/予約送信/チェックリスト化で“忘れ/遅れ”を構造から減らす。
今日の一手(Action)
- 今夜、呼吸4-6×10回→三行リセットを1回。
- 明日の一手を1行書き、アラームにメモ。
- ベッドに入ったら目の手のひら温め10秒→就寝。

