路地裏の雰囲気が好きです。
ひっそりと昭和の匂いがする建物や、忘れ去られた看板、錆びた自転車、使われなくなって久しい自販機・・・
そんな路地裏のフォトやエッセイが詰まった電子書籍を作りました。
週刊キャプロア出版(第57号):路地裏マニア Kindle版
週刊キャプロア出版編集部 (著), ゆー (著)
週刊キャプロア出版(第65号):路地裏マニア2 Kindle版
週刊キャプロア出版編集部 (著), ゆー (著)
19歳の時に初めて一人暮らしをして、1年ほど住んだアパートの前の路地を、40歳を過ぎてから久しぶりに通ったことがある。
アパートの建物は跡形もなく、新しい別な建物になっていたのだけれど、そこを通っただけで、20年以上前の風景や、出来事、友人達、そして当時の自分が胸の中に甦る。
路地裏は人や物だけではなく、時間も交錯しているのだろうか。
初めて通ったのに、なにか懐かしい気分になることもある。
令和元年のこの風景は、数十年後、または次の改元の頃までに、どのくらい残っているのであろうか。
路地裏には人々の生活の匂いがあり、そこで過ごした人たちの残像が見えるような気がしてなりません。